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ルール違反


渓パパが横浜でお勤めをしていた頃に、アキラ君と言う後輩からから聞いたお話です。



アキラ君は中学生の頃から鮒釣りが好きで、大人たちに混じりヘラ鮒釣りを楽しんでいたそうです。



ある日曜日に見知らぬ小学生が沼にやってきて、ようやく鮒を一匹釣って自宅に持ち帰ろうとしたら、

「この沼のルールなので、リリースしなさい」 と周囲の大人たちに言われ泣く泣くリリースしたのを見たそうです。




ここからは渓パパの想像です。

この子は何かのきっかけで釣りに興味を持ち、

お小遣いをためて安い釣り道具を買って(子供にとってはとっても高価)

学校がお休みの日曜日の朝早く、お母さんにおにぎりを作ってもらい、

自転車をこいでこの沼までやってきて、一日がかりでようやく一匹釣ったんだよね。

その一匹の鮒を活かしたまま自宅に持ち帰り、家族や友達に見せて自慢したかったんだよね。

そして小さな金魚鉢かなんかで飼って見たかったんだよね。



今の渓パパがその場に居合せたなら、リリースと言うルールを教えた上で、

釣り上げた沼以外には絶対に放さないことや、飼うのなら最後まで面倒を見ることを約束して、

一回だけ見逃してあげますね(超法規的措置ってやつ)




金魚鉢で一匹だけ飼ってもいつかは死んじゃうんだけど、

そうすればこの子は一匹の鮒の命から沢山の事を学ぶと思うよ。



そしてその子が大人になった時には、次の世代の子供たちに、

釣りの楽しさや自然の素晴らしさを伝えられる、立派なヘラ釣り師になってくれたと思うな~
by keipapa3 | 2013-06-04 18:12 | 未分類 | Comments(4)
Commented by madaibaka at 2013-06-04 22:31
渓パパさんいい話するな~!次の職業は説法のできるボウズか?あっボウズは禁句でした(爆)
Commented by ニャンコ at 2013-06-05 00:49 x
元々が釣りって狩猟本能の表れでしょうし、子供が初めて自分で手にした獲物に対する喜びはわかってあげたいですね。

中1の時、父の仕事関連の方が、はじめてヘラブナ釣りに連れて行ってくれました。
なかなか厳しいしきたりというかルールがあって、それもしっかり教わりました。
釣れたのは2尾だったか3尾だったか。そのうちの1尾はスレでかかって来たのでフラシには入れずそのままリリースと言われました。そして玉網で針を外すにも魚体に手は触れないようにも。

正直やかましいルールのある釣りなんだなあと思ったニャンコですが、最後に放流するときに、どうしても自分で釣った初めてのヘラブナを持ち帰りたくて、その方に話しました。

本来持ち帰らないルールと聞かされていたので恐る恐る返事を待つと、笑いながら「今回だけだよ」と承知してくれました。

とても嬉しかったニャンコ少年でした♪

ルールを守る事はとても大切ですが、頭から子供に押し付けるのではなく、大人が自分に課して守り抜く姿勢を子供達に見せて行けばそれでいいんじゃないかな。
自分はそういう大人でありたいし、子供達もいずれ好い大人になって欲しいと願うだけです。
Commented by keipapa3 at 2013-06-05 19:12
真鯛バカさん
ルールって本当は人を縛るためではなく、人を幸せにするためにあるんですよね。
希望すれば年金が受け取れる年の月の前の月まで働けるようになりました。
ん~60歳で定年して、あとは釣りして蕎麦打って酒飲んで暮らすつもりでしたが・・・。
Commented by keipapa3 at 2013-06-05 19:15
ニャンコさん
ヘラブナ釣りはキャッチ&リリースが徹底されている完全なゲームフィッシングですよね。
子供の頃にイワナ釣ったあの感動を大人になった今はもう味わえないんですよね。
ルールを守ることは大事だけど、時と場合によってはもっと大事なことがある気がします。
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