カテゴリ:タイイング( 84 )


渓パパが中学生だった頃に、握りバサミ一丁で毛バリを巻いたのがタイイングの始まり。



・・・で、あのころを思い出して、ハサミとボビンホルダーだけで渓パパのフライを巻いてみました。
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ボビンホルダーに自重があるのでフックを右手や左手に持ち替えることが出来ます。
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つまり、ボビンホルダーが無ければ複雑なフライは巻けないと言うこと。





ん~タイイングバイス代わりの右手の親指と人差し指は疲れるし(渓パパは左利き)
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フックを摘まんでいない中指や人差し指も攣りそうになりながら使います。





中学の時に巻いた毛バリは木綿糸の胴とケバタキの蓑毛だけだったので、もっと単純なパターンにすればよかった~(汗)
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左右の手指を自由に使えればどんなフライでも巻ける(ような気がしてきます)





昨シーズンからテストしているように、ウィングの一部を長いまま残して整形すれば完成 ♪
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時間はかかるし完成度はグッと下がるけどタイイングバイスなしでもフライを巻けるものです。





・・・で、こんな暇なことやって何かわかったかって?
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ん~それは普段何気なく使っているタイイングツールの一つ一つが大発明だと言うこと。



皆さんもお暇でしたら一度バイスなしでフライを巻いてみませんか?


あっ! そんな暇な人はどこにもいないか(笑)

これはミッジピューパのCDCファイバーを数本だけ長く残してカットし、視認性を向上させるドクター杉ちゃんのアイディア。

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そして、こちらはCDCに黒のエアロ ドライ ウィング(以下ADW)を数本混ぜた逆光用パターン。
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昨シーズン、渓パパのフライのADWをカットするときに、長いのを数本残してみたら視認性がグッとアップ。





・・・で、今年はADWをどのぐらいの長さで、何本ぐらい、どの位置に残すのが効果的なのかを検討中。
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ん~長くたくさん残すと重量や投射性や水面でのバランスに影響するので、ぎりぎりを探し出したい。
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あっ!長いADWは透ける程度に数本残すのがいいみたいだけど、
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こっちは透けないように、まだまだいっぱい残って欲しいな~(笑えない)

渓パパはタイイングバイスの下にバットを敷いて、細かい切りくずが散らからないようにして、

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さらに、厚い木の板とバットの立ち上がりの間に、樹脂製の板を立て掛けてプロフィールプレート代わりにしています。
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樹脂製の板は何色か用意しておき、巻くフライによって一番見やすい色に変えます。





こっちの方が分かり易いかな~
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実はこの厚い木の板の裏側には一匹の山女魚が彫られているんです。
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鎌倉時代の仏師 運慶の孫弟子の孫弟子の子孫、渓慶の作と伝えられています(笑)
渓パパはドライフライをネックではなくサドルハックルで巻きます。

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・・・で、普通は一本のサドルハックルを数本のネックハックルぐらいの長さにカットしてから巻きますよね。
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この方法だとハックリングに必要な長さ + ハックルプライヤーで摘まむ長さが必要です。
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昭和生まれの渓パパはハックルプライヤーで摘まんだこの部分がもったいないと感じるんですよ。
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・・・で、渓パパは昔からサドルハックルを長いまま巻いて、カットしたところから再びハックリングしています。
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この巻き方だとフライを一つ巻くごとに次第に短くなってきて、短い切れ端が出ないんです。
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渓パパはハックルがとても高価だった時代を知っているからね~
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今となってはただの貧乏性です。

円高が進んで輸入品が高くなればみんな真似するかもね(笑)
え~ タイイング歴も長くなると、タイイングツールもそれなりに増えてくるものです。



ヘアスタッカーもいつの間にかこんなに・・・。
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入れやすさ、揃えやすさ、取り出しやすさ、それぞれ違うんですよ(妻Mにはわからないだろうけど)





これはタイイングを始めた時の入門セット商品。
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もっと径が小さく重いのが欲しくなり新たに単品で買い求めた真鍮製が二つ。




これは真鯛バカさんのお兄さんが旋盤で真鍮を削り出して作ったもの。
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いつの頃だったか忘れてしまったけど頂きました。





ん~ 今はこれ一つあれば他は要らないかな~
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ん~ でも、それぞれに思い出があって、捨てられずに二軍ボックスに仕舞ってあります。



この先使うことはないと思うものでも、捨てられないモノってあるんですよね~


元カノの写真とか(爆爆爆)
渓パパがまだ高校生でお金がなかった頃(今もあまり持っていないけど)
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釣具屋で見かけたハックルプライヤーを針金ハンガーで作った記憶があります。




・・・で、 高校生だったあの頃を思い出しながら作ってみました。



必要な長さより長めにカット
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丸い棒に巻きつけて、
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ペンチでクネクネ曲げます。
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あとはヤスリでかみ合わせを削れば、
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一丁上がり。
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息子Kよ、お金がなくても遊ぼうという気持ちがあれば遊べるもんだ。





あっ! サドルハックルで巻けばハックルプライヤーは要らないか(笑)
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あのころはハックルなんか買えるわけもなく、車のケバタキでフライを巻いたものです。

ま~ フライと言うよりも毛バリと言った方がいいものでしたが・・・。

七つ道具と言えば、武蔵坊弁慶が有名ですが、こちらは雪かきの七つ道具。

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何の作業でも道具を上手に使い分けて、使いこなす事が仕上がりや作業効率に影響しますよね。





それで、こちらはタイイングの七つ道具(ヘアスタッカーとバイスを忘れました)
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注)数年前からローガン鏡も加わりました。



渓パパもタイイングを始めた若い頃には、いろんなツールを買って試してみたものです。


ハサミだけは切れ味が落ちてくるので買い替えますが、ここ何年も新しいツールは買っていないな~



ま~ フライ雑誌の広告に騙され惑わされなくなくなったということと、

へたくそなタイイングを道具のせいにしなくなったということです。

フライマンにとって夏と言えばアントですよね。

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・・・と言う訳で、the-kingfisherさんのオリジナル 「四畳半アント」 を違法コピーしてみました。



渓パパが若い頃にラバーレッグというマテリアルでフライに足を付けたんですが、ま~これがさっぱりダメ。

苦労して取り付けて逆に釣れなくなるんです(笑)

以来、今までドライフライにはレッグを付けたことがありませんでしたが、今回は完コピを目指してレッグを付けてみました。



ディアヘアはカクカク折れるのでコントロールしにくいですがどうにか巻き付けました。
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ん~確かにディアヘアで足を付けると虫らしさがアップしますよね(ラバーレッグとは大違い)





この後ADWでインジケーターとスタビライザーを取り付けます。
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ん~なるほど、ADWを取り付けた太い部分がそのままハックルの土台となる訳か。





ハックルをセットしてハックリング。
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インジケーターがハックルの前にあるので邪魔にならず容易にハックリングできます♪





ウィッツプフィニッシュはバイスをロータリーさせてアイを上に向けてやるとヘッドが良く見えるんだよね~
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インジケーターやハックルを巻くと人の見た目からはどんどん蟻からかけ離れていくように思いますが、

しかし、ドライフライの宿命として、視認性と浮力の確保は絶対条件ですからね~




最後にインジケーターとスタビライザーとなるADWを切りそろえます。
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インジケーターとスタビライザーは少し厚すぎたかな?




いろんな角度から眺めて、仕上がりをチェックします。(次にもっと上手く巻くためにはこれ大事)



昆虫学的にはこっちを腹側と呼んでいいのかな~
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お尻を後ろからもじっくり見てみます(いやらし意味はないですよ)
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アントのお尻が凸凹だな~ もっとプリップリッと仕上げなくては・・・。





ほいっ、ま~それでも、なんとか一丁上がり。
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ん~ディアヘアのレッグはラバーレッグより数段艶っぽいね~
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あっ、あれこれ勝手に書きましたが、完成したフライの写真をネットで見ただけでコピーしたものなので、

オリジナルとは巻き方の手順やバランスやボリュームが違うのかもしれません。


海賊版でもこれがあればthe-kingfisherさんのように大物をたくさん釣れるかな~
タイイング未経験のノースさんにフライタイイングを伝授することにしました。


・・・で、皆さんは初めて巻いたフライはどんなパターンだったか覚えていますか?

年代にもよると思いますが、エルクヘアーカディスかパラシュートと言う方が多いのではないでしょうか?

どちらのパターンも実釣での出番が多く、もちろん実績も充分なフライですよね。




渓パパのフライボックスにも常にしっかり入っています。
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この2つはネット上に 「簡単に巻けるのでタイイング初心者にお勧め!」  などと書いていたりしますが、

はっきり言って、タイイングのビギナーにとって簡単なフライなど存在しません。



・・・で、どちらを最初に巻いてみようか迷ったんですが、渓パパが今まで一番魚を釣ったフライである、

ピーコックパラシュートに決めました。


ただしフックをジャスティスのIWI S-2000よりワイヤが少し太めのTMCの102Yに変更してみます。

フックサイズは巻きやすいように大き目の#11にしましたが、秋田の初なイワナなら充分に通用するサイズ。




え~ノースさんは始めて見て触る道具に戸惑いながらも、約2時かけてようやく一本巻きあげました。
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注)ちょっとだけ渓パパがリカバリーしました。





ま~初めの一本なので上手い下手は問題外、巻きあげたことに意味があるんですよ。
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ダビングボディーは均等により付けて、綺麗なテーパーを付けるには正直難しいけど、
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ピーコックボディーなら多少乱れても、もともとファジーな感じだし(笑)





最後にウィッツプフィニッシュの練習をして終了となりました。
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渓パパと違いまだまだ頭も体も柔らかいんでしょう、あっという間に手順をマスターしました。

本当はハックルファイバーを巻き込まないようにするのが難しいんですが、ま~それは追い追いと・・・。




ノースさんお疲れ様でした。 二本目は自分の力だけで一本巻きあげてみてください。

スレッドを一回しする度に問題にぶち当たるはずです(ご質問にはいつでもお答えしますよ)


フライが初心者でも簡単に巻けて釣れるものなら、渓パパも頭が薄くなるまでこの年になるまで夢中にはなっていませんよ。

パラシュートフライのタイイングの要は何と言ってもポストですよね。

皆さんはどんな方法でポストを立てていますか?



どれも見た目は殆ど同じですが、それぞれ異なったポストの立て方をしてみました。

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一般的なADWをシャンクに巻き付けて、前側だけを起こし、巻きあげる方法。
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注)渓パパはADWの形状から勝手にL式と呼んでいます。


L式では固定力は高いですが、ポストの前と後ろのシャンクの段差が大きくなり、ボディーの形状が制限されます。

それからポストを垂直で真っ直ぐに巻きあげにくいな~




他にはシャンクにADWを一点で巻き留めて、
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前後を立ち上げる方法もありますよね。
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注)渓パパはADWの形状から勝手にV式と呼んでいます。


V式では固定力は低いですが、ポストの前後が共に細い(軽い)ので自由なボディーが作れます。

渓パパは長くこの方法を採用していたし、パターンよっては今でも使っています。

ん~どちらにもメリット デメリットがあります。



あっシャンクを包む方法もあるようですが、ん~これは何のメリットもないな~
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・・・で、渓パパがやっている方法は、

先ず、ADWをポスト位置の前側だけを固定して、
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なだらかなテーパーがつくようにADWを三角にカットして巻き込みます。
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次にADWでループを作りポスト位置の後ろ側を固定します。
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ポストの後ろ側をなだらかなテーパーがつくようにADWを三角にカットして巻き込みます。
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ポスト部分を巻きあげます。
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L式とV式の両方の良いところを半分ずつ取った方法です。

注)渓パパはADWの形状からΩ(オメガ)式と名付けました。


シャンクに面で固定するので固定力が強く、ポストの前後の太さが同じになります。

ポストの部分はL式と同じ量のADWですが前と後ろに分けて固定するのでL式の半分の太さで済みます。

L式を背中合わせにしている様な形なのでシャンクに対し垂直に立ち上げやすいのも良いところです。


Ω式は他のL式やV式に比べタイイングも簡単ですのでお試しください。

あっ、Ω式の応用例はこちらにアップしています。
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